システム活用度向上コンサルティング
システム導入よりも、大事なのは新システム本稼働後の業務運用です。先進のシステムが新たに稼働しても使い方を間違えていては、今までと何も変わりません。経営者が求めるものは「改善効果」であり、「新システムが欲しい」のではありません。
<会社全体でパフォーマンスを上げるには、どうすれば良いのか?>
刻々と変わる顧客行動や資源の変化をリアルタイムに捉え、根拠のある意思決定につなげていく事を日常業務の中で可能にしていく必要があります。
ところが、新システムが稼働し始めると「改善ができてしまったと錯覚してしまう」のです。
※新たに定義した顧客情報や商品情報を新システムに登録します
当たり前の事ですが、これがきちんとできないのです。なぜならばデータというのは情報共有する事によって価値が上がりますが、今まで売上伝票発行機としてシステムを使ってきた人やエクセルで業務を運用してきた人達は、情報共有の為にデータを入力した経験がありません。会社に蓄積されるデータはその目的が情報共有であり「情報共有できるデータ」を記録しなければ意味がありません。
「データがどうあるべきか?」は、ユーザー企業の自己責任の話です。
優れた情報システムがあれば、正しく入力できるだろうと思われるでしょう。しかし正しく入力する方法を身につけなければ、担当者は自分の業務にだけ有用なデータを入力し続けます。自部門にとって都合のいい時に入力します。現場に即した形できちんと指導しなければ、各自の判断で入力する事になります。システム会社は、機能に不都合があればしっかり直してくれますが、データはあくまでも自己責任の世界です。システムの使い方、入力の仕方はシステム会社が操作教育にて教えてくれます。しかし、どういうデータを入力すべきかは、ビジネスの世界の話なのでコンサルタントがアドバイスします。
すなわち「機能はシステム会社」、「データはコンサルタント」がサポートするのです。
当たり前のことを当たり前に行う、、、データを正しく入力すれば、システムは有用に動きます。こうした事は本を読んだりセミナーを受講して「知識」として習得するものではありません。実務に沿って現場で知恵を出す事により日々実行するものです。基幹業務全般を見渡し、業務と業務の隙間や部門と部門のつながりを良くする為に新業務フローを描き、ご支援後も1年365日改善が続くように「仕組み」を残します。