次世代に向けて
企業の魅力とは、何処に向けてのものでしょうか?
- 顧客から見て魅力があるかどうか
- 仕入先から見て魅力があるかどうか
- 銀行から見て魅力があるかどうか
- 社員から見て魅力があるかどうか
- 後継者から見て魅力があるかどうか
ここではNo.4の「社員から見て」と、No.5「後継者から見て」を取り上げます。
社員から見て魅力がある企業ならば、社員の意欲は高く定着率も高いでしょう。その評判が口コミとなって広まり、新入社員募集にも好結果を生むでしょう。
では、後継者から見て、魅力的な企業か否かはどうでしょうか?
社屋の外観という表面的な事もあるかもしれません。それよりも社内を見渡した時に旧態依然とした業務のやり方、雑然とした社内、知識とノウハウがベテラン社員の頭や腕の中に蓄積されている状態で、何事もその人に聞かなければ分からない、、、これらを改善しなければ後継者から見て魅力的な企業とは言えません。
業務のDX化は、決して時代に流される事ではなく、誰から見ても企業を魅力的なものにし、次世代にしっかりと受け継いでもらう為に必要な事でもあるのです。
「企業は継続する処に価値がある」ものですが、生き残り戦略には、販売戦略を考えるばかりでなく、人と企業との関りも入ってきます。
そこで、業務のDX化が大きく寄与します。旧態依然とした業務のやり方や経験と勘と度胸の世界を脱し、データに基づいた根拠のある意思決定を行える様にする事が業務のDX化です。次世代にとって魅力のある企業に変える事が出来ます。まずは会社の中を整備する事が事業承継の前提条件になります。